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【スクエニも】FF13に見る企業の体質【売れりゃいい】 [ゲーム]

 昨日、同僚が隣でやたらとウケていたので、理由を聞いてみた。2chのスレが面白かったということだったが、何のスレを見ていたかと思えば、FF13の販売数に関するスレである。

 まぁ、ボク自身は地雷臭漂うこの作品を買う気など更々なかったのでプレイしていない。その身でこの作品に関する言葉を出すのは間違いだが、データから推測出来ることを書くことにする。
 念のため断っておくが、あくまでデータから「推測出来ること」であって、必ずしも事実と一致するとは限らない。その点は留意願いたい。

ファイナルファンタジーXIII

ファイナルファンタジーXIII

  • 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
  • メディア: Video Game

 さて、ファイナルファンタジー、略してFFといえば、もはや国民的ゲームと言っても過言ではないほど認知されたゲームである。ゲームに詳しくない人でも名前くらいは耳にしたことがあろう。
 その最新作が13だ。ハードがPS3となり、その美麗なグラフィックスは特筆に価する。デモ映像などを見たことはあるが、確かに他の追随を許さないクォリティであったのは確かだ。

 しかしである。これだけ話題になったFF13だが、実際のところどうなのだろうか? いくら綺麗な画像だからといっても、ゲームがゲームである以上、求められるのは面白さだ。
 前述の通り、ボクは最初からこのゲームには懐疑的であり、お金を払ってまでやる価値はないと思っていた。当然ながら買ってないしプレイしていない。
 そこで、こちらのレビューサイトを参考にさせていただいた。

 →PlayStation mk2

 ユーザー参加型であり、良悪どちらも指摘するようなレビューとなっている。無論、「誰でも書き込める」という性質上、擁護や叩きの工作もないとは言いがたい。
 しかし、読んでみると比較的具体性のあるレビューも多く、データ的な部分もそれなりに集計しているので、少なからず参考にはなりそうなところ。

 さて、このサイトにおけるFF13の評価は「D」だ。最高がSで以下A、Bと続きF、その下がXとなっている。そして、点数にするところのアベレージは「54点」である(2010/02/26現在)。
 その中でも、最も信用出来そうな「最多帯」は「30~39点」となっており、しかも23%と突出している。また、おそらく「少なからず面白いと感じる」と言えそうな「60点以上」は42.8%でしかない。つまり、データを信用するとすれば、FF13の購入者のうち、半分以上が「面白くなかった」と思っていることになる。
 更に、レビューの数も278件とかなりの数に達しており、工作などの一切がないデータが存在したとしても、そう大きく差が出ないのではないかと思われる。

 肝心の内容についてだが、ざっと見た感じ概ね以下のようになりそうだ。

 【Good】
 ・グラフィックが綺麗
 ・サウンドが素敵

 【Bad】
 ・ストーリーが酷い
 ・キャラがダメ
 ・一本道

 システムに関しては、特にバトルに言及したものが多いようだ。バトルが面白かった、と書かれているものが結構見受けられるものの、同じくらい詰まらないとも書かれている。
 賛否両論あることから、この点はプラスにもマイナスにもならなさそうだ。また、一本道ゲーとまで揶揄されてはいるが、一本道そのものはそう悪いことでもない。MAPまで一本道というのはどうかとも思うが、肝心の内容さえ良ければ非難されるほどではないだろう。

 この結果から考えられるのは、「絵」「音」という、外面的な部分は優れているというのに、肝心要の内容はろくなもんじゃない、ということ。
 FF13をこき下ろしている人でも、やはりこうした外面的な部分は評価していた。この部分は総じて一致した見解のようなので、間違いなく優れているのだろう。

 また、高得点をつける人やFF13が面白かったとレビューする人に共通しそうな特徴として、どうも具体性に欠けるレビューである気がする。FF13の「どこ」が面白かったのかが分からず、「言われるほど酷くない」とか「グラフィック最高!」とか、中身がないように思える。
 逆に低得点をつける人は、具体的にどこがどのように悪いのかと挙げており、どちらが信用出来そうかといえば、言わずもがなといったところ。

 結局、「外見豪華中身スカスカ」という評価は、そう的外れな意見とは思いがたい。ゲーム業界における盟主とも言えそうな企業の代表作がこの扱い、というのも酷いものだ。

 そんなものは一部の意見だ、実際FFは売れているではないか!との意見もあるだろう。確かに、エンターブレイン社の発表したデータによれば、初週で150万本売り上げている。
 この不景気な時代、定価が9000円もするソフトがこれだけ売れるというのも凄い、と一見すれば思えるところ。しかして、その実態はレビューの信頼性を高めるものだ。
 以下、エンターブレイン調べによるデータのコピペ。
 最初の数値が4週目まで以降1週ごとの販売数

【FF10】2,116,021  37,582 25,033 16,861 10,558 *8,027 *5,769
以降の販売数をプラスした累計販売本数:2,325,215

【FF10-2】1,780,046  30,171 20,277 15,679 11,041 *6,970 *6,220  
以降の販売数をプラスした累計販売本数:1,960,937

【FF12】2,194,408  26,816 18,868 16,351 13,680 *6,213 *5,038
以降の販売数をプラスした累計販売本数:2,322,541

【FF13】1,837,736  16,409 *7,579 *5,561 *3,767 *3,600  圏外..
累計販売本数:1,874,652

 過去類を見ない失速ぶりなのは間違いなく、200万本には届きそうもない数値となっている。特に発売から6週目からの伸び悩みが顕著で、評判が広まった結果とも取れるところ。
 また、小売店に積みあがった在庫の数も多いと話題になり

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          \ ○○○/
          ○/ ̄\○
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          ○\_/○
        /○○○\
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       ,. -  |.─ ─ - 、
      /: : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
     /::/: : :/: :/: : : :: : : : : : : :::',
      | / /,': i : : : /: :/: : : ハ: : ::i
      /: :/: :/: :/: :ハ: : /  ヽ:::::|
      |: /::/: :/ レk≧ V  ≦ハ |::::|
      レレ /::/  (ヒ_]    ヒ_ン |:::|
       レレ.i  "  ,___,  " l::/
        _ヽ    ヽ _ン   /)))_ 
     _ヽ  >,、  ______ , イ((((  /_
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      H    ヽ:::::::#:::::::/    .H

          在庫ニング


 などと、登場人物の「ライトニング」とかけあわせたAAすら作られる始末。実際、ボクも売り場に凄まじい数のFF13が詰まれているのを見たことがあるけれど、在庫が多いのは小売店が「売れる」と見込んでいるから。
 人気作品であれば珍しいことではないし、これだけならネラーの一部が喚いているだけ、という見方もできるところだ。別段、祭りになるほどのことではないかと思いきや

 なんと、新品が楽天で924円

 あまりにもあまりな値段がついている。世間一般のお店ですら、3000円程度で買うことが可能で、中古屋での買い取りなど、例えばSofmapではたったの1300円。
 そして、挙句の果てはこれ。

 442560.jpg
 中古本体購入者にプレゼントと来たもんだ。
 製作にかかった時間は5年らしく、かなり期待された作品がこの有様。ここに至っては、どう見ても「誰かの工作だ」とかではなく、「評価が低く売れない」が客観的事実だろう。
 つまり、売れると見込んだFFが伸び悩んで、小売店の在庫が凄いことになっている、というのは間違っていない可能性が高い。これが事実としたら小売店は大ダメージかもね。

 さて、こうしたことから、どのような背景が想像出来るだろうか。
 画像や音楽は突出して凄いが、肝心の中身は低評価、というのはボクが今まで何度も書いてきたある「体質」に当てはまるように思えてならない。
 つまりは「売れりゃいい」という体質である。アニメの話でよく取り上げてきたが、外面的な部分は豪華で中身がないというのは、要するにそういうことだろう。

 毎度毎度例に出しているのだけど、今回もコーヒーの話を出すことにする。
 お客が「大して味の分からない人」だとしたら、本格ドリップコーヒー出そうがインスタントコーヒー出そうが一緒。なら、豪華なカップに「本格コーヒー」とでも銘打ってインスタントコーヒーを淹れても気づかれない。そういう姿勢であるということだ。

 5年もかかって作って、一体どこを作りこんだんだろうね。美麗な画像やら心地よい旋律、賛否両論あるが新しいバトルシステム。
 評価されている部分は外面的な部分ばかりだし、唯一中身といえそうなシステムは酷評もされているから失敗しているとさえ言えるだろう。
 RPGの核とも言えるストーリーやキャラは散々に酷評され、事実販売状況がアレなのだから、およそ力のほとんどを外面的な要素、言い換えれば「売れる」部分につぎ込んだように見える。
 これだけ優れたグラフィックをしているというのに、中身に対する評価がアレでは、正直「ストーリーとかはこんなもんで十分だろ」という扱いだったとしか思えないところだ。

 勿論、製作側は否定するだろう。誠心誠意作りましたと言うに違いない。だが、だとすれば、「全力で作ってあの評価」ということになり、ゲーム製作会社としては「無能」を意味する。
 そして、否定しないとなれば、「顧客を軽視していた」ということになろう。中身が酷評され、外面が評価されている以上、「外面が綺麗なら、中身ダメでも売れる」と思っていた、とね。
 どっちに転ぶも地獄なら、企業としては「FF13のクリエイターが無能だった」とするのが落としどころか? 次回作にご期待ください、という感じで。

 もっともスクエニとしては、約190万本も売れてるし、販売本数が多少伸び悩んでいるのは不景気が影響している、とでも言うとは思うけどさ。
 無論、それもあるとは思うが、評価の低さや中古買い取り価格の低さ(=売る人続出)という事実は変わらない。これは純然たる事実なのだから、重く受け止めるべきだろう。

 TOYOTAの社長がアメリカでどうなったかな。安全性とは関係のないゲーム業界だから、あそこまで炎上することはないだろうけど、ボクが推測する体質のままなら、いつかどこかで痛い目を見ることもあるのではないだろうか。
 無論、企業として営利を追求するのは当然で、理想だけでは話になるまい。だが、どこかで守るべきプライドというものもあるのだろう。
 ゲームはゲームなのだから、「プレイした人が楽しめること」が何より大切であって、それこそが本質である。だから、「どのように楽しませるか」を考え、それを現実的な商売として運用するのが製作会社の仕事ではないのか。
 「どうすれば売れるか」を追及し、当たり前の原点すら忘れた結果が、今日のFF13に思えてならないね。このような現実を直視し、自身を見つめなおしてもらいたいところだ。

 蛇足だが、400万本売れたDQ9やリメイクのDQ6、Wiiで出したFF作品や光の4戦士などの作品も、ユーザーのレビュー評価は芳しくない。これが今のスクエニへの評価である。
 映画化しようとして大コケしたという前科もあり、そういえば、PS2出たばかりの頃「バウンサー」というゲームが発売3日後で買い取り価格400円とかいうのもあった。
 今回、FF13はSofmapでの買い取り1300円を紹介したが、800円とか700円とかの買い取りや、買い取り拒否するお店もある。
 まぁ、結構昔から似たような状況だったわけだけどね。だから、ボクはスクエニの作品なんて怖くて買えないわけだけど(爆)。
 しかし、これだけやって、映画では痛い目見て、それでもなお変わらない体質って凄いね。映画失敗のときはソニーがテコ入れしたんじゃなかったっけ?

 とにもかくにも、いい加減「ユーザーをナメてると酷い目を見る」とならないと、名前や話題ばかりのダメ作品がボンボン出てくることになるだろう。
 ていうか、既にその状況だけど。例えば「北斗無双」なんかも大丈夫か? やたらと宣伝してるし、「北斗の拳」は人気あるから売れそうだけども、ちょっと怖いところだよね。

 結局、どこもかしこも「売れりゃいい」なんだろうな。これが日本。それが企業。そうした印象がボクの妄想にすぎなくても、全部が全部そうというわけでもないのは救い。
 どんな分野であれ、しっかりとプライドを持った仕事するところを応援したいなぁ。

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ほくぴー

ちゃお
ぶっちゃげ、家庭用ゲーム業界はみんなけっこう痛い目見はじめてるかもよ。
1本作るのに数億かかるのに、7000円とかで売り出しても10万本いかないとかよくあるし。
結果、開発費が比較的安いDSのソフト作成に流れるか(ものによっては1億かけないんじゃないかな)、確実に売上を見込めるものを作ってくかしかなくなってきちゃってるよね。
by ほくぴー (2010-02-28 19:08) 

Metter

ほくぴいらっしゃ~。
実際、実情として開発に数年かかるから、今現在のブームが発売する頃にも通用するか分からず、また、据え置き機は開発費が高いから携帯ゲームに流れる傾向は強いっぽいね。

そんなんだから、結局博打にも出られず、実に当り障りのない内容のものが出来やすくて、結果面白くないから売上も微妙。据え置き機だと開発費も高くて儲からない。そういう状況はあるだろうとは思うよ。
続編物がほとんどで、オリジナルタイトルが出ないあたりにもそういう雰囲気は如実に出てるだろうし。

問題は、じゃぁどうするかってところで、結局「面白いものを作ろう」っていう原点に帰らない企業がほとんどだってこと。頑張って作っても、面白いかどうかは水物。これはクリエイティブ系の宿命ともいえそう。
だから、かけた金額分リターンがあるかどうかの確実性がない。故により確実性の高いものを作ろうとするんだろうね。結局、そんな消極的な開発だから微妙なのが量産されるわけで。

要するに、こういっちゃ言葉は悪いけど、「次はどんな手でユーザーを騙そうか」っていう感じを受ける。小手先の変化を「なんちゃらシステム」とか銘打って大々的に売り出すなんてよくある話。
実際の中身はそう大きく変化するものはなく、だからどうしたっていうレベルのものは多数。
新システムでも旧システムでも、面白ければそれでいいんだけど、結局確実性の問題で今に至るんだろうね。

まぁ、大きくなった会社だと、売上が上がらないと社員を養うことも出来ず、潰れちゃうからやむを得ない部分はある。とはいえ、ユーザーがそれに配慮するなんてのはたぶん間違い。

不味い料理を出すレストランがあって、そこの先代がいくら優れたシェフでとても好きな店だったとしても、「今の料理は不味くてたまらんけど、食べてあげないと潰れるから」なんて変だからね。

こういう問題は、ゲームだなんだに限らないもので、質と量(=売上)は得てして反比例しやすい。仕方がないといえばそうなんだけど、やっぱ面白いゲームやりたいからなぁ。
by Metter (2010-03-01 09:23) 

聖

遅レスですみません。
FF13は初作こそ海外の奇跡的な売上げで助かりましたが…
FF13-2とライトニングリターンズは失敗でしたね。
内容は海外でもあまり良くないようです。
海外ですと内容ではFF7やFF6が未だに人気のようですね。
ゲームとして微妙、ムービーゲーなのに話がつまらなくキャラが魅力ないって。映像だけ力入れても意味ないですね。
100万本単位で売れるのは、そこらへんのソフトに比べたら凄い事ですが、
コストをかけまくって開発年数も長いですから。元をとれるかどうかが問題です。

FF7の売れた理由をスタッフが勘違いしてFF8が大不評。FF9、FF10で信頼を取り戻してFF10-2が不評。FF12は賛否両論、FF13シリーズは不評。

スタッフの趣味に走った作品が不評という感じです。
それでもFF10あたりまではFFだからって購入する人がいましたし、
今みたいに様子見しないで買う人が多かったので売上は良かったんですよね。
FF7、FF10、FF13の場合は【新ハードによる初のFF】って付加価値も手助けしています。

王道をはずした話が格好いいと思ってるスタッフがいるようで。
FF7のクラウドを真似して作ったらしいライトニングは、
一スタッフのお気に入りなので今でも必死に贔屓しています。FF13の他キャラが人気ない事もあって、
そこらでやる人気投票ではライトニングは上位に入りますが、
10年20年前の作品のティナやユウナに負ける事が多いのが現状。
作品も13は人気がありません。
なのにFF7&クラウドと並べてFF13&ライトニングがFFの看板と見せようと悪あがきしています。

FF15の製作スタッフは、今までの悪い習慣を無くそうと頑張っているようですが、
古スタッフの力が大きいのでどうなる事やら。
FF7のリメイクも、分作にしてユーザーからお金をぼったくる気満々のようです笑
容量が大きいからディスク1枚じゃ無理というならまだわかりますが、
分作で時期をずらして出しユーザーから多くお金をとろうとか。
ちょっと舐めてますよね。ただでさえキャラも基本ストーリーも既存のものなのに。

まあスクエニはドラクエ系はなんだかんだで固く売れてるけど、
FFの方は綱渡り状態。新規作品は当たりが特にありませんね。
旧ファンを頼りにした携帯アプリを乱発して、
キャラファンからお金をもらって開発に充ててる感じです。あとオンラインか。

結局は旧作の焼き回しに頼っている状態で、特に一部のFFの携帯アプリはかなり売上が良いようなので、
新しい試みや面白いゲーム作りへの情熱は、FF15の成功にかかっているのではないかと思います。失敗したらえらい事になりますね。

長文失礼いたしました。
by 聖 (2016-07-17 21:58) 

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